実はあまり知られていない瓦屋根メンテナンス

瓦屋根のメンテナンスについて

瓦屋根のメンテナンスと聞いて思い浮かべることと言えば何でしょうか?
なかなか思いつかないですよね。そうなんです。基本的に適切な施工をされた瓦屋根というのは特にユーザーがメンテナンスをする必要はありません。

例えば住宅の見栄えを左右する屋根の色では、トタン葺の屋根は経年変化によって表面の塗装が劣化してくるので外観を保つためには定期的な塗装をする必要があります。一方、瓦というものは所謂焼き物なので表面の釉薬の色が薄くなるといったことは基本的に起きません。(一部セメント瓦等は除く)

そして何よりユーザーが心配するのは、よく地震の被害状況をテレビなどで放映するときに「住宅の屋根瓦が落ちて云々」と報道されることがありますが、そのほとんどが古い建物ではありませんか?レトロ可愛いと一時期注目もされた千葉県市原市の小湊鉄道線方面も、若者の地元離れに伴い古い建物が多く残っています。しかし建物をただ放置しているとそれこそニュースで報道されているような被害が起き、周囲のお住まいへも大きな被害を与えてしまうため住む・住まないに関わらず屋根メンテナンスは行いましょう。その際は時々点検等で見に行ってくれる業者の方が安心ですので、市原市であれば市原市の専門業者に依頼する方が良いでしょう。

現代の施工では屋根瓦は「釘留め」+「瓦同士が組み合わさるような形状」になっているため報道で目にするような瓦が全部落ちて屋根下地が丸見えになるようなことは起きませんのでご安心を。

たとえ屋根がひっくり返っても落ちない施工を目指し、そして多くのひとが一生に一度の大きな買い物のひとつである住宅をいつまでも美しい外観と耐久性で維持することができる瓦を多くの人に知ってほしいと思います。

かわらぶき技能士免許取得者からの紹介でした。最後までご覧いただきありがとうございました。